スーパーモデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)は1970年5月22日、イギリス生まれ。
15歳の時にスカウトされ、モデルとしてキャリアをスタートする。1986年にファッション誌『エル』の表紙を飾り、88年には黒人モデルとして初めて『ヴォーグ』の表紙を飾った。90 年代、同じくモデルのシンディ・クロフォード、クラウディア・シファーらと共に活躍し、「スーパーモデル」という言葉を生み出した。
その絶頂期である96、97年には、日本のエステ会社TBCのCMに出演した際のセリフ「ナオミよ~」が大流行。96年に久保田利伸とデュエットした『ラ・ラ・ラ・ラヴソング(LA・LA・LA LOVESONG)』では歌声を披露した。同曲はドラマ「ロングバケーション」主題歌にもなりミリオンセラーの大ヒットを記録した。その他、ジョージ・マイケルやマドンナなど、多数のミュージシャンのPVに出演している。
「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」など有名ブランドのショーに出演。1993年の「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のショーでは、「スーパー・エレベイテッド・ギリー(Super Elevated Gillie)」という24.5cmヒールの靴を履いて登場したところランウエイで転倒し、ニューストピックとなった。
現在でもトップモデルとして活躍し、昨年のロンドンオリンピックでは、ケイト・モスらと共に英国を代表するモデルとして閉会式のイベントに出演。その一方で私生活では度々トラブルを起こしており、暴力事件などで2度の逮捕歴がある。