俳優のデニス・ホッパー(Dennis Hopper)は1936年5月17日、アメリカ生まれ。アーティストとしての活動でも知られる。
ジェームズ・ディーン主演の『理由なき反抗』(1955年)や『ジャイアンツ』(1956年)に出演して注目されるが、ハリウッドでは度々トラブルを起こし、NYへと拠点を移すことになった。その後、1969年の1969年の『イージー・ライダー』では監督、脚本、主演を務め、高い評価を得た。
何度か来日もしており、1991年に東京で行われた「コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)」のファッションショーでは、英国俳優のジュリアン・サンズ、米国俳優のマット・ディロン、サックス奏者のジョン・ルーリーらとともにモデルとして登場した。
同時に画家、写真家として、アートの分野でも活躍し、彼の作品はホイットニー美術館や、ロサンゼルス現代美術館などで展示されている。1989年には日本で「デニス・ホッパー写真展」も開かれた。
また、アートコレクターとしても知られ、2010年5月29日に74歳で亡くなった後、2011年にはデニスが所有していたアート作品など300点がオークションにかけられた。中でも、デニスが銃弾2発を打ちこんだ、アンディ・ウォーホルによる毛沢東の肖像画は、30万2500ドル(当時のレートで約2,500万円)の値がつき話題となった。
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