ワコールホールディングスは14日、2013年3月期の連結決算を発表した。グループの連結売上高は、前期比3.1%増の1,771億5,400万円、営業利益は同22.0%減の80億9,900万円、税引前当期純利益は同3.3%増の105億4,400万円、当社株主に帰属する当期純利益は同10.3%増の76億2,300万円となった。昨年4月に子会社化した英国の下着メーカー、エビデン社の業績が加わったこともあり、3期連続の増収増益となった。
国内のワコール事業については、主力アイテムのブラジャーがキャンペーン商品、高価格帯のブランド商品とも好調に推移。店頭訴求を強化したショーツの販売も順調だった。また、ウイングブランドも大手得意先との協働商品展開が拡大。これらの結果、セグメント全体の売上高は前期比並みの結果となった。
海外のワコール事業については、主力のプラジャーが好調に推移したこと、インターネット販売とカナダ事業が伸長したことにより米国事業の売上高が前期を上回った。中国事業は経済成長の減速や反日デモの影響などによって成長が鈍化したものの、販売力の向上や店舗数の増加により、こちらも売上は前期を上回った。
一方、ピーチ・ジョン事業は昨年度のTVCM拡販の反動やアウターウェア、雑貨の苦戦によって売上が前期を下回る結果に。無形固定資産の減損損失を計上した影響もあり、今期は27億100万円の営業損失となった。
海外の繊維事業は、欧米景気と中国の内需が減速したことからアジア地域全般で需要の落ち込みが目立ち、販売が伸び悩んだ。また、上期にはタイの洪水の影響が生産・販売の両面で残り、事業の立て直しが課題となった。繊維事業全体の売上高は前期比1.0%減の6,322億円、営業利益は同4.6%減の432億円。
来期は、当期を初年度とした新たな中期3ヵ年計画(2013~2015年度)がスタート。売上高は前期比8.4%増の1,920億円、営業利益は同42.0%増の115億円、税引前当期純利益は同13.8%増の120億円、当社株主に帰属する当期純利益は同4.9%増の80億円を見込んでいる。
国内のワコール事業については、主力アイテムのブラジャーがキャンペーン商品、高価格帯のブランド商品とも好調に推移。店頭訴求を強化したショーツの販売も順調だった。また、ウイングブランドも大手得意先との協働商品展開が拡大。これらの結果、セグメント全体の売上高は前期比並みの結果となった。
海外のワコール事業については、主力のプラジャーが好調に推移したこと、インターネット販売とカナダ事業が伸長したことにより米国事業の売上高が前期を上回った。中国事業は経済成長の減速や反日デモの影響などによって成長が鈍化したものの、販売力の向上や店舗数の増加により、こちらも売上は前期を上回った。
一方、ピーチ・ジョン事業は昨年度のTVCM拡販の反動やアウターウェア、雑貨の苦戦によって売上が前期を下回る結果に。無形固定資産の減損損失を計上した影響もあり、今期は27億100万円の営業損失となった。
海外の繊維事業は、欧米景気と中国の内需が減速したことからアジア地域全般で需要の落ち込みが目立ち、販売が伸び悩んだ。また、上期にはタイの洪水の影響が生産・販売の両面で残り、事業の立て直しが課題となった。繊維事業全体の売上高は前期比1.0%減の6,322億円、営業利益は同4.6%減の432億円。
来期は、当期を初年度とした新たな中期3ヵ年計画(2013~2015年度)がスタート。売上高は前期比8.4%増の1,920億円、営業利益は同42.0%増の115億円、税引前当期純利益は同13.8%増の120億円、当社株主に帰属する当期純利益は同4.9%増の80億円を見込んでいる。