パリファッションウィークで発表された、「オランピア・ル・タン(Olympia Le Tan)」の13-14AWコレクション。会場は、動物のはく製が並ぶ狩猟博物館。
音楽と本を愛するデザイナーがインスピレーション源として挙げたのは、ドイツやオーストリアの童話とクラシック音楽。ウエアは、ジャケットとハーフパンツの狩人風ルックから始まり、赤ずきんのようなフード付ワンピースや、映画『サウンドオブミュージック』の主人公マリアのようなフレアスカート、ジャンパースカートやジャンプスーツなどが登場。
カラーパレットはグレイやレッド、ネイビー、グリーン、ブルーがメイン。素材はウールやニット、ベルベッドなどを、刺繍やボタンなどで飾ってノスタルジックな雰囲気。デコルテを大きく空けた黒のドレスやレザーのショートパンツなど、セクシーでハードなスタイルも披露。
Tシャツやベルトに書かれているのは、『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌「My Favorite Things(私のお気に入り)」に出てくる「SCHNITZEL AND NOODLES(シュニッツェルとヌードル)」というフレーズで、このコレクションのタイトルにもなっている。
ブランドのアイコンであるバッグは、今季はベートーベンやモーツァルト、ハイドンなどクラシック音楽のレコードカバーをモチーフにした四角い「7インチバッグ」や、ヘンゼルとグレーテルなどの童話を元にデザインされた「ブック型クラッチ」が発表された。