今年のNYのメトロポリタン美術館のパーティー「Met Ball」に登場したセレブリティ達は、展覧会のテーマ「パンク」に合わせてドレスだけではなく、ヘアスタイルやメイクアップもパンキッシュ!クチュールドレスにフィットする、美しく、かつアナーキーなヘア&メイクに注目だ。
スパイキーヘアで登場したのはマイリー・サイラス。プラチナ・ブロンドのアン・ハサウェイ、シルバーグレイペイントしたヘアのニコール・リッチーなど、インパクトあるヘアスタイルに加え、セレブ御用達のメイクアップアーティストたちも、それぞれにパンキッシュ・メイクを創り上げた。
「(メイクアップは)ドレスと調和するように仕上げることが重要」と語るのは、エル&ダコタ・ファニングのメイクアップを担当したエリン・アヤニアン。特に15歳のエルは、「ロダルテ」のタイダイのドレスに合わせたトライバルな雰囲気のアイメイクで、他のベテラン女優に負けない存在感を示した。アイライナーやアイシャドーはすべて「ナーズ」。
モヒカンシェイプのヘアオーナメントで注目されたサラ・ジェシカ・パーカーのメイクを担当したレスリー・ロペスは、テーマであるパンクを、美しくグラマラスに仕上げた。力強い目元には、「ナーズ」の夏の新色・プラムカラーのアイペンシルを使用。リップはヌーディカラーでバランスをとった。
クリステン・スチュワートは90年代風アンドロジナスなイメージ。メイクを手がけたのは、ボー・ネルソン。「ステラ・マッカートニー」のジャンプスーツに合わせ、アイメイクにはバーガンディ&黒を使用し、スモーキーに仕上げた。使用したコスメは全て「シャネル」。
ネルソンは、ニコール・リッチーのメイクも担当。彼女の白のドレス、パンクなネイル、日焼けした肌を見て選んだのは、「シャネル」と「M・A・C」のマットなダークレッドのリップ。アイシャドーは、「シュウウエムラ」と「ボビーブラウン」。
全体的に、力強いアイメイク、軽めのリップ…という組み合わせが多い中、リッチーをはじめ、ルーニー・マーラやリリー・コール、ケイティ・ペリーらの、ダークレッドのリップも強く印象に残る。