イタリアのファッションブランド「ヴァレンティノ(Valentino)」の創立デザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)は1932年5月11日生まれ。
「ギ・ラロッシュ(Guy Laroche)」のアシスタントを経て1959年に独立し、ローマでオートクチュールの店を開いた。1962年には、コレクション「白だけの服」を発表し、注目を集めた。
その後、公私に渡るパートナーであるジャンカルロ・ジャンメッティ(Giancarlo Giammetti)と共に、ヴァレンティノを世界的ブランドへと成長させた。彼が生み出す、ゴージャスでエレガントな女性を演出するデザインは、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)やエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)らにも愛された。ヴァレンティノ自身は08SSオートクチュールコレクションの発表をもってデザイナーを引退。
その後08-09AW より09SSシーズンまで、アレッサンドラ・ファキネッティ(Alessandra Facchinetti)がヴァレンティノのレディースウエアのクリエーティブディレクターを務め、09-10AW より、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)とピエール・パオロ・ピッチョーリ(Pier Paolo Piccioli)が同職を引き継いでいる。
ヴァレンティノ・ファッション・グループは2012年7月11日、カタールの投資家グループであるメイフーラ(Mayhoola)に買収されている。
画像提供:Getty Images