パリファッションウィークで発表された、「ジュリアン・デイヴィッド(Julien David)」の13-14AWコレクション。デザイナーは、東京を拠点に活動するジュリアン・デイヴィッド。
「今回は、ダウンやオーガンジーのような軽い素材と、アルパカなど上質な素材を自分らしいバランスで組み合わせることに挑戦した。フレンチっぽい、正統派の”良家の子女”スタイルがベースだが、イメージしたのは(”甘 やかされた子ども”が テーマだった)前シーズンと同じ女の子。だから、ドレッシーでありながらもちょっと反抗心やユーモアを持ち合わせている」とジュリアンは語る。
クラシックな襟付きジャケットやコートがメインアイテム。”丸み”を意識してデザインされたフォルムやディテールが特徴だ。また、コレクション全体をネイビーやブラック、グレーなど落ちついたトーンでまとめながら、袖丈やパンツ丈は短めに、スカートもミニ丈でフレッシュな印象に仕上げている。
ビッグサイズのダウンコートはフード付で、シースルーの生地から中の羽毛が透けて見える。他にも、ニットやベルベッドの上から水玉柄のレースを重ねたり、クモの巣のようなウールレースやぬいぐるみのようなアルパカシャギーを使用したり、様々なテクスチャーの素材を組み合わせた。
ブランド初のハンドバッグも発表。ラムスキンを使用したキルティングのバッグはその名も「ピローバッグ(THE PILLOW BAG)。枕をイメージしたデザインで、内側にはベルベッド生地が施されている。