島精機製作所は1日、2013年3月期の連結決算を発表した。売上高は前期比6.3%減の349億7,000万円。前期は8億8,300万円の営業利益があったが、今期は5億800万円の営業損失を計上した。
売上高の減少に加え、横編機生産台数の減少によって売上総利益率が下押しされた形。一方、今年に入ってからの急速な円高修正によって、為替差益31億1,900万円を計上。前期は経常損失2億1,200万円だったが、今期は経常利益41億6,800万円となった。結果、当期純利益は17億5,400万円となり、当期純損失6億4,200万円だった前期を大幅に上回った。
コアビジネスである横編機事業については、第3四半期の前半まで世界経済の動向が不安定だったため、主力の中国市場や欧州市場で販売が伸び悩んだ。反面、香港の大手ニットメーカーなどが欧米向けの商品を増産し、第4四半期の売上高が急増した。また、欧州やロシア向けの生産拠点であるトルコのメーカーも設備投資を拡大。コンピュータ横編機の販売が順調に伸びた。
国内市場については、ホールガーメント横編機の設備投資が伸びたことや、中国からの生産回帰の動きが後押しとなり、前年以上の売上を達成。横編機事業の売上高は前期比6.3%減の277億2,300万円となった。
来期については、コンピュータ横編機の主力マーケットである中国、香港における設備更新需要を期待。機械の効率化、高付加価値化を推進し、質を重視した企画提案型のモノづくりへとシフトしていく構えだ。来期の業績見通しは、売上高470億円、営業利益57億円、経常利益60億円、当期純利益40億円。
売上高の減少に加え、横編機生産台数の減少によって売上総利益率が下押しされた形。一方、今年に入ってからの急速な円高修正によって、為替差益31億1,900万円を計上。前期は経常損失2億1,200万円だったが、今期は経常利益41億6,800万円となった。結果、当期純利益は17億5,400万円となり、当期純損失6億4,200万円だった前期を大幅に上回った。
コアビジネスである横編機事業については、第3四半期の前半まで世界経済の動向が不安定だったため、主力の中国市場や欧州市場で販売が伸び悩んだ。反面、香港の大手ニットメーカーなどが欧米向けの商品を増産し、第4四半期の売上高が急増した。また、欧州やロシア向けの生産拠点であるトルコのメーカーも設備投資を拡大。コンピュータ横編機の販売が順調に伸びた。
国内市場については、ホールガーメント横編機の設備投資が伸びたことや、中国からの生産回帰の動きが後押しとなり、前年以上の売上を達成。横編機事業の売上高は前期比6.3%減の277億2,300万円となった。
来期については、コンピュータ横編機の主力マーケットである中国、香港における設備更新需要を期待。機械の効率化、高付加価値化を推進し、質を重視した企画提案型のモノづくりへとシフトしていく構えだ。来期の業績見通しは、売上高470億円、営業利益57億円、経常利益60億円、当期純利益40億円。