1日、主要百貨店5社が4月の売上高速報を発表した。前年の実績を上回ったのは三越伊勢丹ホールディングス、J・フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリングの3社。高島屋とそごう・西武は対前年比減となった。
各社とも好況感を背景にした宝飾品、ブランド品などの高額商品が売上を伸ばしたが、日祝日が1日少ないカレンダーと、天候不順による春物衣料の伸び悩みが売上に影響。集客力の差で明暗が分かれる形となった。
三越伊勢丹ホールディングスは、3月にリモデルグランドオープンした伊勢丹新宿本店が8.7%の伸びを見せて全体を牽引。その他の店舗も概ね好調で、三越伊勢丹全体では3%の増となった。商品別では婦人衣料・雑貨をはじめとした春物や初夏物ファッションが活発な動きを見せたほか、宝飾や時計などの高額商品も好調に推移。売上に大きく寄与した。
J・フロント リテイリングは、6月30日に閉店した松坂屋銀座店が売り尽くしセールの効果で店舗別売上65.3%の増。昨年10月に増床した大丸東京店も29.5%の増と、大きく数字を伸ばした。一方、他社の進出が続いた関西地区では大丸心斎橋店が4.9%の減、大丸梅田店が7.8%の減とやや苦戦。大丸松坂屋百貨店合計では4.8%増、百貨店事業全体では4%増となった。
エイチ・ツー・オーリテイリングは、昨年10月に二期棟をオープン、同11月にグランドオープンした阪急本店が56%増と順調な動き。阪急うめだ本店単独では71.4%と、抜きん出た好調ぶりが続いている。反面、阪神本店は19.6%の減と振るわなかった。それでも全社計では10.3%の増となり、6ヵ月連続での対前年比増が続いている。
高島屋は、単体14店舗で0.9%の減、国内百貨店子会社を含めた18店舗では0.5%の減となった。特選衣料雑貨と宝飾品は前年比2桁増、呉服とリビング用品も前年比プラスとなったが、春物衣料不振の影響が大きかった。
そごう・西武は、全店合計で2.3%の減。基幹店舗である西武百貨店池袋店は0.1%増とほぼ横ばい、そごう横浜店は1.3%増と健闘したが、天候の影響と日祝日の1日減が売上を落とす要因となった。一方、商品別では自主開発商品が2.3倍の高い伸び率を示すなど、プラス要因も顕著に現れている。
各社とも好況感を背景にした宝飾品、ブランド品などの高額商品が売上を伸ばしたが、日祝日が1日少ないカレンダーと、天候不順による春物衣料の伸び悩みが売上に影響。集客力の差で明暗が分かれる形となった。
三越伊勢丹ホールディングスは、3月にリモデルグランドオープンした伊勢丹新宿本店が8.7%の伸びを見せて全体を牽引。その他の店舗も概ね好調で、三越伊勢丹全体では3%の増となった。商品別では婦人衣料・雑貨をはじめとした春物や初夏物ファッションが活発な動きを見せたほか、宝飾や時計などの高額商品も好調に推移。売上に大きく寄与した。
J・フロント リテイリングは、6月30日に閉店した松坂屋銀座店が売り尽くしセールの効果で店舗別売上65.3%の増。昨年10月に増床した大丸東京店も29.5%の増と、大きく数字を伸ばした。一方、他社の進出が続いた関西地区では大丸心斎橋店が4.9%の減、大丸梅田店が7.8%の減とやや苦戦。大丸松坂屋百貨店合計では4.8%増、百貨店事業全体では4%増となった。
エイチ・ツー・オーリテイリングは、昨年10月に二期棟をオープン、同11月にグランドオープンした阪急本店が56%増と順調な動き。阪急うめだ本店単独では71.4%と、抜きん出た好調ぶりが続いている。反面、阪神本店は19.6%の減と振るわなかった。それでも全社計では10.3%の増となり、6ヵ月連続での対前年比増が続いている。
高島屋は、単体14店舗で0.9%の減、国内百貨店子会社を含めた18店舗では0.5%の減となった。特選衣料雑貨と宝飾品は前年比2桁増、呉服とリビング用品も前年比プラスとなったが、春物衣料不振の影響が大きかった。
そごう・西武は、全店合計で2.3%の減。基幹店舗である西武百貨店池袋店は0.1%増とほぼ横ばい、そごう横浜店は1.3%増と健闘したが、天候の影響と日祝日の1日減が売上を落とす要因となった。一方、商品別では自主開発商品が2.3倍の高い伸び率を示すなど、プラス要因も顕著に現れている。