東京・自由が丘のsix factoryにて、4月29日から6月4日まで「柳本浩市展“アーキビスト ー 柳本さんが残してくれたもの”」が開催される。
2016年3月に46歳の若さで急逝したデザインディレクターの柳本浩市。2002年にレーベル・グリフ(Glyph.)を立ち上げ、出版や企業との商品開発、展覧会のプロデュースなど多数の実績を残すと同時に、多様なジャンルの収集家としても知られていた。
同展では柳本をアーキビスト(ものを収集し、整理し、その価値を見極めてアーカイヴを作り未来へ発展させていく人)として捉え、遺品を通してその思想と活動を伝えていく。
柳本が自ら作成し、自宅で保管していた資料ファイルなどが公開される同展では、来場者が実際に手にとって内容を見ることができる。伝説的エアライン「ブラニフ」や過去のオリンピック関連の印刷物、世界各国のスーパーマーケットや郵便局などで入手された食品パッケージなど様々なアイテムが図書館のように分類と関連性をもって展示される。
同展開催に合わせ、冊子「YANAGIMOTO KOICHI - ARCHIVIST’S VISION」(予価300円)を2,000部限定で制作し、いくつかのキーワードを手がかりにその功績を紹介し、活動の意図がいかに未来に向けられたものだったかを考察する。
【展覧会情報】
柳本浩市展「アーキビスト ー 柳本さんが残してくれたもの」
会期:4月29日~6月4日
開場:six factory
住所:東京都目黒区八雲3-23-20
時間:12:00~18:00
入場料:一般500円、大学生200円(要学生証)、高校生以下無料