春はお出掛けに最適なシーズン。ポカポカ陽気に誘われて、心にアートの栄養をチャージしてみてはいかが。いま美術館では、アートやデザインの展示が開催中。お出掛けや旅行のリストを作る際には、ぜひチェックして見逃しのないようご注意を!
■キギの渡邉良重が、第19回亀倉雄策賞の受賞を記念した展覧会「絵をつくること」を開催
キギ(KIGI)の渡邉良重による展覧会「絵をつくること」が、5月20日まで東京・銀座のクリエイションギャラリーG8にて開催される。渡邉が、亀倉雄策賞を受賞したことを記念して開催される同展では、同賞の受賞作品である洋菓子のパッケージデザイン「AUDREY」の他、これまで渡邉が手掛けてきたイラストレーション作品も展示される。
■芸術と格闘する草間彌生のエネルギーに触れる大回顧展「わが永遠の魂」が国立新美術館でスタート
前衛芸術家、草間彌生の大回顧展「草間彌生 わが永遠の魂」が5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。同展は、大作「わが永遠の魂」に始まり、生まれ育った松本で描かれた初期作品から、渡米中、帰国後に制作されたコラージュ作品群に至るまで、余すところなく“草間ワールド”が体感できる構成となっている。
■「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」が開催!現代美術作家による陶芸作品まで約300点を展示
村上隆の展覧会「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」が、5月28日まで青森県の十和田市現代美術館にて開催される。本展では、アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔も持つ村上隆がキュレーションした現代陶芸作家の作品と現代美術作家による陶芸作品、全28作家・約300点を展示、公開する。
■“時間と光”で捉える写真家・山崎博の展覧会が東京都写真美術館で開催
東京都写真美術館では、総合開館20周年を記念して、公立美術館として初めて山崎博の仕事を辿る「山崎博 計画と偶然」展覧会を5月10日まで開催する。“水平線採集”や“櫻”のシリーズなど山崎の代表的な写真作品の他、映像作品に新作を含めた約200点もの作品を一挙公開。山崎博の歩みを今日的な視点から通覧できる構成となっている。
■自然を生かした建築。建築家・藤森照信の展覧会が水戸芸術館で開催
建築家の藤森照信による展覧会「藤森照信展-自然を生かした建築と路上観察」が、5月14日まで茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催中。同展では、藤森が取り組んできた“自然素材をどう現代建築に生かすか”、“植物をどう建築に取り込むか”というテーマで造られた作品を、模型、図面、写真で紹介。「モザイクタイルミュージアム」など一部を再現した展示も見ることができる。
■ディック・ブルーナのデザイン展が開催、ミッフィーがシンプルな理由とは?
東京・銀座の松屋銀座8階のイベントスクエアにて、5月8日まで、オランダ人絵本作家のディック・ブルーナのデザインの軌跡をたどる「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展」が開催される。同展では200冊を超えるペーパーバッグや、約40点のデザイン原画、スケッチの他、絵本原画約30点にポスターの複製などを加えた約500点を展示する。