西日本最大級のショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」(兵庫県西宮市高松町14-2)は3月、開業以来最大規模となるリニューアルを実施。全256店舗の内の約3割にあたる80店舗がリニューアルオープンし、内10店舗が関西初出店となる。
今回のリニューアルでは、施設のコアターゲットである「ファッションや生活にトレンドを採り入れながら自分らしさにこだわるハイセンスな女性」に加え、年齢や性別を超えて楽しめるよう、メンズ商品や生活雑貨も取り扱うライフスタイル提案型セレクトショップを導入する。また、イベントステージの音質向上や施設内のベンチやソファーの一部新調を行い、屋上庭園にバラやアジサイを新たにあしらうなど、より快適な空間づくりを実施する。
フロアごとのコンセプトも明確化し、「日々の暮らしを大切にする山の手ライフスタイル」がテーマの1階にはベーシックファッションストアの「デッサンアンタイトル(Dessin UNTITLED)」やスープ専門店「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」が登場。「お洒落にこだわる都市型で高感度なファッションのフロア」である2階は、今回最も大きな入れ替えが行われ、レディス&メンズファッションと生活雑貨を取りそろえるポイントの新ブランド「スクオーバル(SQUOVAL)」や「イエナスローブ/417バイエディフィス(IENA SLOBE/ 417 byEDIFICE)」がオープン。「阪神間で暮らす高感度な人々の多様なライフスタイルのニーズに応えるフロア」の3階には、カジュアルブランド「アメリカンイーグルアウトフィッターズ/エアリー(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS/ aerie)」などが出店する。3月7日より順次オープン予定。
阪急西宮ガーデンズは、2008年11月にオープン。首都圏以外の商業施設で初となる「日本SC対象・金賞」を受賞し、来館者数、売上高ともに4期連続で増加、2012年度には来館者数1,940万人、売上高736億円を達成した。リニューアル後の2014年度は来館者数約2,000万人、売上高約750億円を見込んでいる。