1月8日、「ディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)」の14-15AWメンズコレクションが「第85回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」で発表された。クリエーティブディレクター、アンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)が初のメンズを披露した。
会場は前回の6月に「カラー(kolor)」、前々回の1月に「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」がショーを行ったメイン会場近くのレオポルダ駅。
発光ダイオードのボリュームレンジをイメージさせる波形を壁面に、90年代のエレクトロロックの持っていたデジタルの未来感を打ち出したコレクションは、バイカージャケットやミリタリーのボンバージャケットに代表されるメンズのビンテージのアイコンアイテムを、素材とオプションパーツで過剰にデコレート。スタッズ(スポッツ)が全体に散りばめられたレザーパンツや、ラッカー加工のデニム、フランネルやフェルトウールのジャケット、ミラー仕上げのレザーに代表されるように、コレクション全体が「ブラック&ホワイト&メタル」で仕上がっている。
同時に発表されたウイメンズはカモフラージュ柄をムートンのコート、ドレスなどのアイテムで提案。ブラック&スタッズのミニなど、ベーシックなアイテムをロックなラグジュアリー仕様に仕上げた。
「フューチャリスティックとイノベーティブが今回のコレクションの重要なアティチュード。モダンで最高なファブリックを使ってメンズのオーセンティックなアイテムを破壊的にミックスした」とアンドレアス。ショーの音楽にはプロディジーなどの90年代のエレクトリックロックが象徴的に使用されたが、「ニューオーダーやディペッシュモードなどロックも好きだけど、音楽のジャンルは幅広く聴く。クラシックもアトリエでは流れているよ」と笑う。