コムデギャルソンの14年DMはアウトサイダーアートをフィーチャー

2014.01.07

コム デ ギャルソンCOMME des GARCONS)」は2014年のDM(ダイレクトメール)に英アウトサイダーアート雑誌の『ロービジョン(RAW VISION)』を起用した。

DMには毎年特定アーティストがフィーチャーされてきたが、今年は初となる印刷物がセレクトされた。川久保玲は同誌のレイアウトを使用してDMを自由にデザインする。冊子中央見開きページにはダイナミックなアウトサイダーアート作品を背景に「The Spring-Summer 2014 collections have arrived 2014年春夏のコレクションがそろいます。どうぞおでかけください」とのテキストが並ぶ。

アウトサイダーアートはコム デ ギャルソン13-14AWコレクションのテキスタイルに使用された他、12月にオープンしたドーバー ストリート マーケット ニューヨークの内装に用いられており、近年川久保が好んで使用している。例年DMに関連したアイテムや特別インスタレーションなどが発表されており、今回も期待される。

このDMは、シーズンの立ち上がりやショップオープンイベント情報などを顧客へと届けるのが目的。今年の発行号数は現在未定。今まで現代美術家のアイ・ウェイウェイ(艾未未)、写真家のルネ・ブリ(Rene Burri)、漫画家の大友克洋などが起用されている。

RAW VISIONは1989年出版のアート誌。障害者による芸術「アウトサイダーアート」にいち早く着目し、紹介してきた。2007年には“アウトサイダーアートにおける『ローリングストーン誌』”と評されている。
編集部
  • コム デ ギャルソン2014年DM1号表紙
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