仏建築家も驚く、日本の住宅建築は世界的レベルである。展覧会「日本、家の列島」が開催

2017.04.05

の近現代の住宅建築にスポットをあてた展覧会「日本、家の列島」が4月8日から6月25日まで、東京・汐留のパナソニック汐留ミュージアムにて開催される。

同展は、日本ならではの住まい作りの伝統や、ユニークで斬新な造形のなかで自然観を実現させている現代住宅を紹介する建築展。世界的にもトップレベルと称されるそれら現代住宅や、設計者である世界で活躍する建築家、またその予備軍といえる巨匠候補の建築家と新たに出会うことができる。

展覧会のキュレーションを行ったのは、「日本が大好き」という日本通のフランス写真家や建築家たち。会場のデザインは、日本在住歴30年で、建築設計事務所「みかんぐみ」の共同代表を務めるマニュエル・タルディッツが務め、展覧会場のなかには小さな家が2軒建てられる。

展示は「昨日の家」、「東京の家」、「今の家」の3部構成となっており、それぞれにおいて魅力的な多数の写真や映像、図面、建築家と施主へのインタビュー、模型、スケッチを用いて余すことなく紹介される他、ゲストアーティストに坂口恭平を迎えてドローイングを展示、公開制作も行われる。紹介される建築家は、隈研吾、谷尻誠+吉田愛、五十嵐淳、菅原大輔、西沢大良など。

また、4月11日(よいいえ)、4月16日(よいルーム)、4月18日(よいハウス)、5月8日(ごはん)、5月26日(おふろ)など、家にちなんだ日限定で、来館者にもれなく特製おうちのペーパークラフトプレゼントされる。

【展覧会情報】
「日本、家の列島」
会期:4月8日~6月25日
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:水曜日(5月3日は除く)
入館料:一般800円、65歳以上700円、大学生600円、中高生200円、小学生以下無料
※20名以上の団体は100円割引、障がい者手帳所持者は提示で付添者1名まで無料
空閑@HEW
  • 河内一泰/ハウスkn/2006年
  • 中山英之/O邸/2009年
  • 安藤忠雄/住吉の長屋/1976年
  • ジェレミ・ステラ《妹島和世/梅林の家》2010年9月2日
  • ポワティエ建築会館での展示の様子/2014年
  • 坂茂/羽根木公園の家―景色の道/2011年
  • 隈研吾/鉄の家/2007年
  • 吉村靖孝/窓の家/2013年
  • 坂口恭平《Dig-Ital City Prototype》2008年(参考図版)
ページトップへ