デヴィッド・ボウイ(David Bowie)1947年1月8日、ロンドン・ブリクストン生まれ。本名はデヴィッド・ロバート・ジョーンズ。
ロンドンのウェスト・エンド地区のジャズシーンに影響を受け、 13歳でサックスを始めた。66年にはデヴィッド・ボウイと名乗るようになり、67年にデビューアルバム『デヴィッド・ボウイ』をリリースした。
72年、アルバム『ジギー・スターダスト』でグラム・ロックを代表するスターに上り詰めたボウイは、架空のロックスター、ジギー・スターダストとしてツアーを実施。ツアーでは山本寛斎のコスチュームを着用し、話題となった。
70年代半ばにはアメリカ音楽へ傾倒し、75年のアルバム『ヤング・アメリカン』に含まれたジョン・レノンとのコラボレーションシングル「フェイム」で初めて全米1位を獲得。その後ロサンゼルスに移住し、映画『地球に落ちてきた男』に主演した。
その後も、次々とヒット曲を生み出し、83年には映画『戦場のメリークリスマス』ではセリアズ役として坂本龍一らと共演。同年のアルバム『レッツ・ダンス』は、ボウイのキャリア史上最も大きな成功を収め、デュラン・デュラン、ボーイ・ジョージら多くの著名アーティストにも影響を与えた。アート活動にも力を入れ、1995年にはロンドンのコーク・ストリート・ギャラリーで初個展を開催している。
96年にはシングル「テリング・ライズ」で史上初のオンライン配信を行い、全米で35万人にダウンロードされた。また、99年にはウェブサイト「ローリング・ストーン・ラジオ」上に年中無休・24時間放送のデヴィッド・ボウイ・ラジオ・ネットワークをスタート。同年5月にはボストンのバークリー音楽院から名誉博士号を授与された。
2000年に入ると体調不良が原因で活動を控え始めたが、13年に積極的な活動を開始。13年1月にはシングル「ホェア・アー・ウィー・ナウ?」をリリースし、3月に発表した10年ぶりのアルバム『ザネクストデイ』は、発売から24時間で27ヶ国のiTunesチャート首位を獲得した。同月にはロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)でボウイの足跡を辿る世界初の大規模回顧展「David Bowie is」が開催された。
また今秋の「ルイ・ヴィトン」新キャンペーンに登場している。ヒロインを演じるモデルのアリゾナ・ミューズの美貌に魅了され、最新アルバム『ザ・ネクスト・デイ』の収録曲「アイド・ラザー・ビー・ハイ」のスペシャルバージョンを演奏するという内容。