ファッションデザイナーのジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)は1867年1月1日生まれ。フランス・パリ出身。1946年7月6日逝去。
13歳のときからパリの婦人帽子店で働き、1889年に「ランバン(LANVIN)」を創業した。始めは帽子デザイナーであったが、娘のマリーブランジェのために作ったドレスが好評となり、子供服の仕立てをするようになる。その後ウィメンズウエアにも参入した。
民族的なディテールを取り入れ、古い美術や絵画からインスピレーションを受けたエレガントなスタイルを確立。スパンコールやビーズを使った刺繍が施されたドレスや、透明感のある深いブルー「ランバン・ブルー」のカラーのウエアで注目を集めた。20年代に“活動的な女性”のためのボーイッシュなスタイル「ギャルソンヌ・ルック」を取り入れたことでも知られる。
1925年香水部門を、26年に紳士服部門を設立。27年発表した香水「アルページュ(Arpege)」が大ヒットし、その後も事業を徐々に拡大させていった。ジャンヌの引退後も、時代を代表するデザイナーが同ブランドを手掛け、人々を魅了し続けている。
現在のデザイナーはアルベール・エルバス(Alber Elbaz)。2013年5月には同ブランドの全ラインがそろう新旗艦店が、銀座4丁目にオープンした。