コンラッドホテルが提供する「Conrad 1/3/5」のという新しいコンシェルジュサービスを体験すると、新しい出逢いが待っている。日中はホットなミートパッキングディストリクトで過ごし、夜はハーレムのGinny’s Supper Clubへ。
ハーレムと言えば、10年ほど前はドープすぎて近寄れないエリアだった気がする。けれど今はすっかりスタイリッシュに様変わりしていて、家賃も随分高くなっている。Ginny’s Supper Clubは地下にあるが、1階の Red Rooster Harlemも同じオーナー・シェフのレストランでとても人気。NYタイムズ紙が注目するニューレストランのトップ10にランクインしたこともある。そのオーナーシェフは、ニューヨークの有名スカンジナビアン・レストラン Aquavit出身のマーカス・サミュエルソン。料理番組などにも出演するスターシェフだ。エチオピア生まれでスウェーデン育ちという、 エキゾチックなバックグラウンドがN.Y.らしい。Ginny’s Supper Clubでは、週末にライブパフォーマンスが繰り広げられる。食の面でも、クリスピーで大きなホットウィングスチキンやステーキなどアメリカンらしいソールフードを提供し、昔ながらのハーレムの文化を継承しようと努力しているのだそう。
2日目の朝食は、移民の文化を体感するのに、最適な店へ出かけよう。ロウアー・イーストサイドのRuss & Daughter’s Cafeは、ニューヨークを代表するジューイッシュの伝統的スタイルの老舗デリRuss & Daughter’sのカフェ。ベーグルとスモークサーモンが人気。Russ & Daughter’sの創設者のJoel Russは、実際に1900年ごろマンハッタンへ移民として渡ってきたユダヤ人。今も彼の子孫が運営を続けており、Cafeの白いダイナー風の店内にはファミリーの写真が飾られている。2ブロック東に行ったところにデリもあるので、お土産はそちらで。
まだメトロポリタンミュージアムに行ったことがないなら、最新のガイドスタイルをHack The Metで体験するのがオススメ。展示物がクラシカルで退屈に違いないとスルーしていた人も、Hack The Metなら絶対に楽しめること請け合い。教科書には載っていない雑学&面白ネタ、エンターテインメントを織り交ぜて広いメトロポリタンミュージアムの見どころをガイドしてくれるのだ。“Hack”というだけあって、ガイドのスタイルがかなり型破りで本当に書いていいの?と心配なので、ここでは詳しく述べないでおく。Hack The Metはヨーロッパの美術館でも活動しているそう。
流行りのマクロビオレストランTHE EAST POLEで昼食を済ませてアッパーイーストを後にししたら、マンハッタンを飛び出しブルックリンへ。ブルックリンを熟知するBQE TOURSにガイドをお願いすると、地元で活躍するアーティストやクリエイターたちとのプライベートなつながりも強いようで、プランによっては彼らのアトリエなどにも連れて行ってくれる。
ありきたりな観光スポットやショッピングはもう十分。もっと効率よく、エリアの魅力を制覇したい!という欲張りな人にこそ「Conrad 1/3/5」をお勧めしたい。「Conrad 1/3/5」は宿泊客への特別なコンシェルジュサービスはもちろんのこと、同じ名前の無料のアプリも提供しているので、誰でも利用することができるオープンなサービス。コンラッドホテルが存在する各都市で1時間/3時間/5時間で体験できるメニューが用意されているので、旅の前に一度チェックしてみてはいかがだろう。(135.stayinspired.jp/)
また、このサービスの開発のキーマンであるニロウ・モタメドのインタビューも掲載中。