「京都国際写真祭 2016」、コンデナスト社のアーカイブ写真から振り返るモード史100年

2016.01.22

でも数少ない国際的な写真祭である「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016」が4月23日より、普段は非公開の誉田屋源兵衛 黒蔵や、建仁寺塔頭 両足院など、京都市内にある10数会場で開催される。

第4回目となる2016年は「Circle of Life いのちの環」をテーマに、日本初公開を含めた気鋭アーティスト新作や貴重なコレクション展示や、関連イベントワークショップといった様々なプログラムを開催する。

「Coming into Fashion-コンデナスト社のファッション写真でみる100年presented by CHANEL NEXUS HALL」では、エドワード・スタイケン、ジョン・ローリングス、ウィリアム・クライン、ヘルムート・ニュートンといった写真家の作品が集結。『ヴォーグ(Vogue)』や『ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)』などの雑誌を通じ、100年以上にわたりファッション写真の傑作を世に送り出してきたコンデナスト社のアーカイブ作品が展示される。

また、クリス・ジョーダンが撮影した、ミッドウェイ諸島に流れ着いたゴミをエサと間違えて親に与えられた雛アホウドリの死骸に露出する、山盛りになったペットボトルのキャップを撮影したシリーズ「ミッドウェイ:環流からのメッセージ」も発表される。こちらでは2014年に他界したデザイナーのヨーガン・レールが浜辺に流れ着いたプラスチックゴミにメッセージを込めて製作したランプのインスタレーションも併設する。

このほかにも2013年にパリの自然史博物館で開催された個展にて話題となった、サラ・ムーンの新作「Alchemies」や、プランクトンの美しさをとらえたクリスチャン・サルデの最新作、2015年にグッゲンハイム研究奨励金を授与されたアルノ・ラファエル・ミンキネンの京都で撮り下ろした作品のほか、古賀絵里子、ティエリー・ブエットの作品も展示される。

また同写真祭では、数カ所の展覧会を巡る週末ガイドツアーやトークイベント、写真製作を学ぶクラスや、子どもも楽しめるスタンプラリーやワークショップなども開催される。

【イベント情報】
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016」
会場:京都市内10数会場(予定)
会期:4月23日~5月22日
HEW
  • John Rawlings, American Vogue, March 1943
  • LA-LV_58 from the LA-LV series / 2015 /Aluminium silver
  • Radiolarian measuring about 0.1 mmm
  • 二代目鈴木真一「茶道」1880年代、鶏卵紙、手彩色
  • Girl-9 minutes old.
  • Avant derniere pivoine (Last but one peony), 2011
  • Narragansett, 1973
  • CF000478 Unaltered stomach contents of a Laysan albatross fledgling Midway Island, 2009 (from the series, Midway: Message from the Gyre).
  • Tryadhvan, 2015
  • Refugees in the desert. The Sha-alaan One camp, is the worst camp. They have orderly food lines with thousands of refugees waiting calmly for food distribution from the “Charitas” charity organization. Jordan, 1990.
  • 福島菊次郎/共同通信イメージズ
  • The Green Train
  • KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015 展示風景
  • KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015 展示風景
  • KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2015 展示風景
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