ピカソ、モネなど大原美術館のコレクション展が東京で開催。ピース又吉がサポーター

2016.01.16

原美術館コレクションが集う「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」が16年1月20日から4月4日まで、国立新美術館で開催される。

大原美術館は、岡山県倉敷市の大実業家であり、社会貢献や福祉の分野でも活躍した大原孫三郎が、1930年に創設した西洋美術を紹介する日初の本格的な美術館。同展では、大原美術館が収集した美術品の数々のなかから、代表作を展示しつつ、1世紀近くにわたる活動を紹介する。

展示されるのは、エル・グレコの《受胎告知》をはじめ、西洋の近代美術からはクロード・モネの《睡蓮》、パブロピカソの《頭蓋骨のある静物》、アメデオ・モディリアーニ の《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》、ジョルジョ・デ・キリコの《ヘクトールとアンドロマケーの別れ》、ポール・ゴーギャンの《かぐわしき大地》など。このほか、《白玉弥勒仏倚座像》、《女神イシスまたはネフティス像》、38歳で夭折した岸田劉生の《童女舞姿》、大原美術館の礎を築いた児島虎次郎の《和服を着たベルギーの少女》など日本の近代洋画や民芸運動に関わった作家の作品、戦後の美術たちが展示される。

また、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が同展のサポーターに就任。見どころや楽しみ方を又吉ならではの表現方法で展覧会ムービーなど様々な機会で紹介していく。又吉が出演する全10話のオリジナルムービーは、謎解きのストーリー仕立てになっており、現在展覧会サイトおよびYoutubeにて公開中だ。

動画引用元: (はじまり展オフィシャルYouTube: https://youtu.be/l8RwzHfboqc)

イベント情報】
「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:16年1月20日~16年4月4日
休館日:火曜日
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
HEW
  • アメデオ・モディリアーニ 《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》1919年 / 92.3 × 54.5 cm / 油彩・カンヴァス
  • クロード・モネ 《睡蓮》1906年頃 / 73.0 × 92.5 cm / 油彩・カンヴァス
  • エル・グレコ《受胎告知》1590年頃 - 1603年 / 109.1 × 80.2 cm / 油彩・カンヴァス
  • カミーユ・ピサロ 《りんご採り》1886年 / 125.8 × 127.4 cm / 油彩・カンヴァス
  • ジョヴァンニ・セガンティーニ 《アルプスの真昼》1892年 / 86.0 × 80.0 cm / 油彩・カンヴァス
  • ポール・ゴーギャン 《かぐわしき大地》1892年 / 91.3 × 72.1 cm / 油彩・カンヴァス
  • 《女神イシスまたはネフティス像》プトレマイオス朝時代(紀元前305/04 - 紀元前30年) / h. 34.5cm, 8.5 × 22.0 cm / 木製彩色
  • 児島虎次郎 《和服を着たベルギーの少女》1911年 / 116.0 × 89.0 cm / 油彩・カンヴァス
  • 関根正二 《信仰の悲しみ》1918年 / 73.0 × 100.0 cm / 油彩・カンヴァス / 重要文化財
  • 岸田劉生 《童女舞姿》1924年 / 91.0 × 53.0 cm / 油彩・カンヴァス
  • 佐伯祐三 《広告“ヴェルダン”》1927年 / 54.0 × 65.0 cm / 油彩・カンヴァス
  • 古賀春江 《深海の情景》1933年 / 129.0 × 161.0 cm / 油彩・カンヴァス
  • 富本憲吉 《白磁蓋付壺》1933年 / h. 20.5 cm, d. 23.7 cm / 磁器
  • ジャクソン・ポロック 《カット・アウト》1948 - 58年 / 77.0 × 56.8 cm / 油彩、エナメル塗料、アルミニウム塗料など・厚紙、カンヴァス、ファイバーボード
  • 福田美蘭 《安井曾太郎と孫》2002年 / 91.0 × 72.0 cm / アクリル・カンヴァス(パネル貼)
  • 大原美術館 本館 外観
  • ピース 又吉直樹
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