スペイン天狗×西欧仁王、和洋折衷展が目黒で開催中

2013.12.02

バルセロナを拠点に活動するビジュアルアーティストのアレックス・ゴード(Aleix Gordo Hostau)とアーティスト・渋谷忠臣とコラボレーション展覧会「和洋折衷」が目黒のシェアオフィス「みどり荘」にて行われている。12月3日まで。

展覧会名の通り、東西のミックスを試みた。会場白壁には黒いペイントで描かれたゴードによる大きな天狗と渋谷による力強い仏が対峙。ゴードは幼少期から眼にしていた日アニメの影響を色濃く受けており、今回のミューラルペイントにも日本からみた「西洋」の天狗と共に70年代のアニメのモチーフが登場する。他方で「東洋」的な仏を描く渋谷の直線的な作風は、主に西欧のマーケットで受け入れられているスタイルであり、テーマと作風がうまく交差しながら、「和洋折衷」が表現されている。

今回のコラボレーションは、みどり荘にオフィスを構え、オーディオとビジュアルの作品制作を行うアーティスト集団、ジェイケイディー・コレクティブ(JKD Collective)のブルース・イケダが企画した。

イケダ氏は「今後もこのコラボレーションを発展させていくことを考えている。出版物の作成に加え、ミューラルアートの一部をオークションに掛けることも予定している。可能であれば、次はゴード氏の拠点、バルセロナで展示したい」と話す。

初日の11月29日にはライブペインティングが行われ、多数の観客が来場した。ペインティングの他には、それぞれの作品も展示、販売されている。


イベント情報】
和洋折衷
会場:みどり荘ギャラリー
住所:目黒区青葉台3-3-11-3階
会期:12月3日まで
時間:12:00から19:00
入場無料
Maya Junqueira Shiboh
  • アレックス・ゴードによる天狗
  • 渋谷忠臣による仁王
  • 渋谷忠臣のドローイング作品
  • アレックス・ゴードと渋谷忠臣による壁画
  • 渋谷忠臣のシルクスクリーン作品
  • ライブペインティングの様子。左からアレックス・ゴード、渋谷忠臣
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