「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の14SSメンズコレクションは、花柄が主役。そこにジャン・コクトー(Jean Cocteau)とジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)が出会ったら、というイメージを重ねたスタイルを提案している。
キャメルやサンドベージュ、ブラック、ネイビーをベースカラーに、花柄をジャカードやプリントで表現。ブラックの生地には、2014年3月1日から同ブランドの展覧会を開催するパリ装飾美術館のアーカイブの中から選んだ18から20世紀のプリント柄が、リワークされプリントされている。
タンクトップやバイカーパンツ、シルクのショートパンツに、ナイロンや防水コットンのコートなどスポーティーなアイテムに、ドレッシーなテーラードコートやイブニングジャケット、シャツなどが登場。異なる印象や質感を持つそれらのアイテムをレイヤードして提案した。リラックスしたシルエットに、裏地なしで軽く仕上げたアイテムも多い。
小物も、ナロータイやべっ甲のラウンドシェイプサングラスに、足元はダークカラーのプリムソールスニーカーやスポーツサンダルを合わせている。
また、ブレザーやパンツにネイビーの雰囲気をプラスしているのは、金ボタンや金モール刺繍や紋章のフォトプリント。蘭の花のスキャンプリントやパリのショップの番地である「9」の数字もポイントになっている。
ショーでは、ジャズ・ロック界を代表するドラマーの1人、シンディ・ブラックマン・サンタナ(Cindy Blackman Santana)がソロパフォーマンスを披露した。