プラダグループ傘下の英シューズブランド「チャーチ(CHURCH’S)」は、日本初のフラッグシップショップとなる表参道店(東京都渋谷区神宮前5-8-1)を12月14日にオープンする。
総面積95平方メートルで、デザインは、建築家のロベルト・バチョッキ(Roberto Baciocchi)が担当。ファサードは、周囲をオーク材で飾った大きな窓を配した。内装は、床にブラックウォールナットの板材を使用。メンズとウィメンズのコレクションを扱う1階にはオーク材のインテリアとミラーを交互に配し、オーク張りの階段から続く2階にはクリスタルとウッドのカウンターとグリーンの革張りチェアが備え付けられ、アクセサリーコレクションがそろう。
また、ブランド創立140周年を記念して、クリスマスシーズンに限定シューズ(5万400円)を発売 。 ロイヤルブルーのベルベット素材を使用し、フロント部分にはシルバーメタル糸で王冠モチーフが刺繍されている。 メンズ、ウィメンズで展開。1から800の限定ナンバーが付き、スペシャルパッケージに収められる。
チャーチは、ハンドメイドによる紳士靴製造を家業としてきたトーマス・チャーチ(Thomas Church)とその3人の息子により1873年に創業。中世から靴製造で栄えてきたノーサンプトンを拠点とし、ロンドンだけでなくヨーロッパ各都市でも高級フットウエアブランドとして地位を確立。20世紀にはアメリカやカナダ、南米にも進出し、1921年にロンドンに第1号店をオープン。99年よりプラダグループに入り、ミラノやパリ、ローマ、ニューヨークにもショップを展開。アジアでは中国、香港、シンガポールに続く店舗として表参道店をオープンする。