「シャネル(CHANEL)」のアーティスティックディレクター、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)によるショートムービー「The Return」の本編が公開された。
物語は、ガブリエル・シャネルがハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)誌の編集者、カーメル・スノウ(Carmel Snow)からの電話を受ける場面で始まる。その後、シャネルは15年のブランクを乗り越え、再びファッション界へ舞い戻るべく、ショーの準備に取り掛かる。
1954年2月5日にカンボン通りで行われた復帰後初のショーは、フランスでは批判を浴びつつも、アメリカかの人々から賞賛を受けた。1958年のコレクションでは、当時廃れていたウールやツイードのジャケットとスーツを発表。これらは現在ではシャネルを象徴するアイテムとなった。キルティングバッグ「2.55」とバイカラーシューズが誕生したのもこの時。シャネルはファッション界で確固たる地位を獲得し、ハリウッド女優達からも愛された。
映画の終盤では、シャネルがルパート・エヴェレット演じる1人の記者からかなり踏み込んだ質問をされ、自分自身について率直に語る場面も。
シャネル役はジェラルディン・チャップリン。その他、ルパート・エヴェレット、アナ・ムグラリス、レディ・アマンダ・ハーレック、アリエル・ドンバール、カティ・ネッシャー、ヴァンサン・ダレ、サム・マックナイトらが出演している。