三井不動産は、今年2月に決定した台湾北部新北市における「(仮称)台湾林口アウトレット計画」において、台湾大手コングロマリット「遠雄(FarGlory)グループ」の中核企業「遠雄建設事業股イ分有限公司」と合弁事業契約を12月11日に締結した。本事業については、6月設立の合弁会社「三新奧特莢前斯股イ分有限公司」が開発・運営など事業推進を行っていく。
行政手続きは順調に進捗、テナント営業活動においても出店者候補から好評価を得ていることを鑑みて、開業スケジュールを当初予定していた2017年から15年後半へと前倒しに。
遠雄グループは台湾において住宅事業の他、オフィスビル事業、物流事業、レジャー事業などを展開しており、2016年開業予定の台北遠雄ドーム開発も手掛けている。台湾での不動産開発事業におけるノウハウと、三井不動産が日本国内で培ってきた商業施設事業のノウハウを結集させ、アライアンスの強化、共同開発の事業機会獲得を狙っていく。
(仮称)台湾林口アウトレット計画は、台湾における三井不動産初の事業。台湾北部最大級のアウトレットモールとなり、約200店舗規模のラグジュアリー、インターナショナル、スポーツカジュアルなど幅広いファッションブランドを誘致予定。シネマコンプレックスやスーパーマーケット、飲食店舗なども導入する。