平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞に荒木飛呂彦作「ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険Part8―」が決定した。
同作は漫画雑誌『ウルトラジャンプ』(集英社)2011年6月号から連載がスタートし、現在第5巻まで単行本が出版されている。第4部「ダイヤモンドは砕けない」と同じ杜王町が舞台だが、歴史背景は第7部「スティールボールラン」を受け継いでいる。記憶喪失の主人公・東方定助が自身のルーツを探るというストーリー。
文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門を顕彰するメディア芸術の総合フェスティバル。本年度の作品応募では、過去最多となる海外83ヶ国・地域からの2,347作品を含む、合計4,347作品(昨年度比124%)が集まった。今回のアート、エンターテインメント、アニメーション大賞受賞者はそれぞれCarsten NICOLAIの「crt mgn」、菅野 薫、保持壮太郎、大来優、キリーロバ・ナージャ、米澤香子、関根光才、澤井妙治、真鍋大度らによる「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」、ユンとローラン・ボアローによる「はちみつ色のユン」が選ばれた。
2014年2月4日には贈呈式が行われ、2月5日から2月16日まで、東京・六本木の国立新美術館にて受賞作品展が開催される。