ミュウミュウ(MIU MIU)のショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES(女性たちの物語)」から、第13弾となる『Carmen』が公開された。
2011年にスタートした本プロジェクトは、国際的に活躍する女性監督たちが撮影を手掛け、“21世紀の女性らしさ”を鋭い視点で捉えながら、オリジナリティー溢れる手法よってシネマチックな世界を描き出している。作品を通じてミュウミュウのコレクションが重要な役割を果たしており、ウエアやシューズ、バッグなどが、物語を牽引するファクターとなっている。最新作の『Carmen』では、女優や映画監督として活躍し、過去には同メゾンの広告キャンペーンでモデルを務めた経験を持つクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)が監督・脚本を担当。主演はカルメン・リンチ(Carmen Lynch)が務めた。
物語の主人公はスタンダップコメディアン。ステージ上で観客と向き合うことで、自身のルックスや夢、そして、現代社会に交わるという奇妙な“儀式”に向き合う姿が描かれている。行き交う街の背景になっているのは、ポートランドの路地裏やスーパーマーケット、明かりが消えかかるショーのネオンサイン。スクリプトは、自身もスタンダップコメディアンであるカルメン・リンチ本人がショーの脚本として書いたものをベースに、セヴィニーが直感の赴くままに構成。優しく感動的でメランコリックな人物像が、セヴィニーらしい独特の感性と映像美で描かれている。リンチは、「この映画は、私という人間をよく捉えています。ショーに出れば、独りであることが、もはや独りではないとさえ感じられます。私たちコメディアンの多くは、じっくり観察して耳を傾ける内気な人間なのです」と述べている。
本作は、2月12日のニューヨーク公開を皮切りに、全世界に向けて配信がスタート。また、独占インタビューや撮影風景とともに、ミュウミュウのオフィシャルホームページ(http://www.miumiu.com/en/women_tales?cc=JP)、およびスマートフォン向け無料アプリで視聴することができる。
動画引用元: (ミュウミュウオフィシャルYouTube: https://youtu.be/mG9kMqSUhHg)