福園英貴が2017-18秋冬よりスタートする新ブランド、ウィーウィル(WEWILL)のデビューコレクションが2月6日、南青山のIDOLで発表された。同氏は2002年にアントワープ王立芸術学院を卒業後、ウェアラバウツ(WHEREABOUT)を立ち上げ、その後は、タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)や、ウィメンズのネイル(NAILS)など、アパレルブランドのデザインを手掛けてきた。
今回発表された新ブランドは、ライダースをシンメトリーにデザインしたネイビーのレザージャケットにハイウエストでわたりをゆったり採ったペグトップパンツに目覚まし時計を持ったモデルでショーがスタート。ベレー帽に足下はホワイトソックス、エナメルのプレーントゥ。
コレクション全体が黒、ネイビー、グレー、ベージュと落ち着いたトーン。アイテムもパーカー、デニムジャケット、タートルニット、チェスターコートとミニマムなリアルクローズが続いた。ナチュラルショルダー、ビッグシルエットというエフォートレスなスタイルを、強さと静けさ、美しいフィニッシュでまとめている。TシャツにプリントされたKROY WENはニューヨークのミラーワード。東京の地下の空間で見るとアジアの言葉に見える。
Text: 野田達哉