伊勢丹新宿店と鳥取県のコラボレーションによるキャンペーン“IRO TORIDORI TOTTORI(イロトリドリトットリ)”が 2月15日からスタートした。伊勢丹新宿店全館をあげて、鳥取県の魅力を発信する同キャンペーンは、フロアの垣根を越えて選抜されたプロジェクトメンバーとバイヤーチームが鳥取に赴き、各々が現地で見つけた衣・食・住に関わる逸品を紹介する内容となる。“知られざる鳥取”の魅力について、伊勢丹新宿店リビングフロア・セールスマネージャーの清水理絵氏に聞いた。
「鳥取県といえば、まず“砂丘”を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、調べていくうちに、コーヒー好きが多く喫茶文化が発展していることや大山を中心とした豊かな自然によって育まれた食材が豊富なこと、古くから民芸が根付く土地であることなどを知り、私自身も鳥取に魅了されていったんです」と清水氏は語る。約10ヶ月の準備時間を経て、鳥取県の全貌をあぶり出すような一大企画のため、プロジェクトメンバーの想いにも並々ならぬものがありそうだ。
鳥取グルメの目玉として今回初登場となるのが、八頭群大江ノ郷自然牧場で採れた「天美卵」を使った「大江ノ郷タルト」(1個300円)だ。鳥取県産のバターで作ったサクサクのタルト生地に、天美卵カスタードとクリームチーズがたっぷり入った黄金色のタルトは、食品バイヤーも自信の一品だという。また、名峰大山で育った牛のミルクを使ったパティスリー・キハチによる「大山ミルクのグランロール」(900円/各日15点限り)と、シェ・シーマによる「ミルクプリン」(280円/各日10点限り)もハズせないスイーツだ。地元の銘菓を紹介するだけでなく、“現地の素材を伊勢丹らしくアレンジする”という工夫を加え、商品を企画・展開した点が特徴となっている。
大山の恵みはこれだけではない。鳥取ではジビエを食べる文化があることから、「鳥取県産鹿肉ロース」(100g/2,000円)の販売やジビエ料理の提案も行う。また、大山で育った鳥取和牛の「ローストビーフ重」(1,850円)、「大山豚ロース とんかつ・ソテー用」(100g/400円)、大山小麦を使用したル・コションドールの「大山小麦クロワッサン」(300円)など、蟹の産地としての鳥取のイメージを一新するようなラインアップからも、バイヤーの熱が伝わってくる。
まずは、鳥取県の豊かな自然に裏打ちされたグルメから味わってみてはいかがだろうか。
(*暮らしの雑貨編→鳥取のセレクトショップが新宿伊勢丹に!器や絣など、“鳥取の手しごと”を伝える「イロトリドリ トットリ」はこちらから*)