トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)は、パリ市と郊外の境に位置する19区のイベントセンターを会場に2017-18年秋冬メンズコレクションのショーを開催した。
スーツのように見せたトロンプルイユ(だまし絵)のジャンプスーツで幕開け。床にまで垂れる長い袖のホワイトシャツと、ぽっくりのようなプラットフォームシューズをコーディネート。同シリーズの15体は、全てパネルをホックやボタンで留めており、それぞれ1,000個以上のくるみボタンが取り付けられている。カラーパレットは落ち着いた色合いでありながら装飾的で華やかな印象。
スーツやコートのパターンを平面的にコラージュした、オブジェのようなボディスーツが15体登場し、強烈な印象を残した。これは最初のシリーズのボディスーツのパーツを組み合わせたもの。そして、数100個のくるみボタンを飾ったスーツやコートが15体現れた。こちらは最初と二つ目のボディスーツのシリーズを、実際にスーツやコートとして仕立てたもの。
フィナーレではシリーズから1体ずつ、3体セットで登場。全45体。凄まじい仕事量に支えられたコンセプチュアルなコレクションだった。