パレ・ド・トーキョーを会場に15SSメンズコレクションのショーを開催したミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)。
テーマは「フラグメント(Fragment)」。デザイナーの三原康裕は、自身の記憶の中にある断片と破片を結びつけ、数々のテキスタイルを繋ぐことで、今までファッションで感じてきたことをデザインに落とし込んだという。
得意とするトロンプルイユ(だまし絵)的なダメージ加工や、オリジナルのペイズリーモチーフを駆使し、その二つの要素を様々な形で使用してコレクションを構成。特に終盤に登場した、ダメージ加工生地からペイズリーが覗くブルゾンやスーツは圧巻。
本コレクションは、長年ミハラのスタイリングを務めてきた『アナザーマガジン(AnOther)』のシニアファッションエディターで、今年1月に亡くなったブライアン・マクマホン(Bryan McMahon)に捧げられた。