女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)は1975年8月7日生まれ。南アフリカ共和国・ハウテン州出身。
アルコール依存症の父・チャールズの下で育ち、幼い頃から家庭内暴力におびえる日々を過ごす。15歳の時、彼女に暴力を振るおうとしていたチャールズを母のゲルダが射殺。正当防衛が認められ、母は父が運営していた建設会社を継ぐことになる。
やがて渡米してニューヨークに住み、セロンはバレエダンサーを目指す。しかし、膝の怪我から夢を諦めざるをえなくなり、今度は女優になるためロサンゼルスへ移住。96年公開の『すべてをあなたに』で映画デビューを果たすと、翌年には『2 days トゥー・デイズ』に出演する。すると、その美貌と大胆なラブシーンが注目を集め、セロンは“セクシーなブロンド役”というポジションを確立していく。
03年のドキュメンタリー映画『モンスター』で、セロンは元娼婦のシリアルキラーという今までに経験のないキャラクターに挑戦する。彼女は体重を10kg以上増やし、眉毛も全部抜くという、壮絶な役作りで撮影に臨んだ。すると、その演技は絶賛され、アカデミー主演女優賞やゴールデングローブ賞 主演女優賞など数々の賞を受賞する。
その後も、04年公開の『ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方』ではゴールデングローブ賞助演女優賞に、05年公開の『スタンドアップ』ではアカデミー賞 主演女優賞に、11年公開の『ヤング≒アダルト』ではゴールデングローブ賞 主演女優賞にそれぞれノミネートされている。
05年から06年にはスイスの高級時計ブランド「レイモンド・ウエイル(RAYMOND WEIL)」のスポークパーソンを担当していたが、期間中に「ディオール(Dior)」の時計を身に着けていたことが発覚。ウエイルから告訴されている。11年にはディオールの香水「J'Adore」でテレビCMに出演。13年にはスタイリストのレスリー・フレマー(Leslie Fremar)と共にジーンズブランドを立ち上げる予定との噂も流れた。
一方、私生活では01年公開の『コール』で共演したスチュアート・タウンゼント(Stuart Townsend)と交際していたが、やがて破局。13年には俳優ショーン・ペン(Sean Penn)との交際が明らかになり、結婚の噂も流れている。