日本橋三越本店は「三越ワールドウオッチフェア」を8月20日から開催している。世界を代表する約50ブランドの新作を一堂に集結。開催場所はメイン会場となる本館7階催物会場の他、本館6階クロック特設会場(31日まで)、本館1階中央ホール(25日まで)。
今年で17回目を数える三越ワールドウオッチフェア。会場では、本年スイスで開催されたバーゼルワールド2014やジュネーブサロン、WPHHなどで発表された「フランク・ミュラー(FRANCK MULLER)」「A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange&Sohne)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin )」など高級ブランドの新作がそろう他、国内初披露となる三越先行販売・先行予約品を約30点、三越限定販売品を3点用意する。
今回の注目は、本年で創業225周年を迎えるイギリス宝飾界の名門「バックス&ストラウス(BACKES&STRAUS)」が発表したカクテルウォッチ「ピカデリー プリンセス ロイヤルカラー」(3億8,000万円)。イエロー、ピンク、グリーンなど約60色以上の希少性の高いカラーダイヤモンド225個が装飾されており、マーキス、アッシャー、ラウンドなど10種類のカッティングも施され、総カラット数は38.69ctに及ぶという。
この他、日本で初めてスイス製時計が輸入販売されたときの懐中時計や、江戸時代に不定時法の頃に使用されたという櫓時計まで、歴史的なミュージアムピースを通じて、時計作りの伝統やその歴史を紹介する。
また、三越のシンボルである“ライオン像”が設置されてから本年で100年を迎えたことを記念し、同館7階メイン会場には「グランドセイコー(Grand Seiko)」から贈られたスペシャルウオッチを着用したライオン像が設置されている。スペシャルウオッチのモデルはグランドセイコーの「メカニカルハイビート36000 SBGH001」。
三越日本橋の中陽次本店長は「時計はそのスペースの中に“芸術”と“科学”が掛け合わされ、作り手の想いが凝縮された、まさに“小さな宇宙”。日本橋三越は“カルチャーリゾート百貨店宣言”を標榜しているように、この会場では時計を通じて新たな文化を発信していきたい」と語っている。