「カラー(kolor)」は8月6日、東京・渋谷のアウディフォーラム 東京で10周年記念パーティーを開催した。
ブランドを象徴するブルーで演出された会場では、大きなジェンガと共に10年間を圧縮したようにファーストコレクションのシャツと、現在店頭展開している14-15AWコレクションのジャケットを氷に詰めて展示した。ケータリングなどにもブルーを取り入れた。
また、当日は10周年記念として「クルチアーニ(Cruciani)」「ポーター(PORTER)」「プーマ(PUMA)」とコラボレーションしたアイテムの販売スタンドも設置。クルチアーニとの商品は、カラーらしいシルエットで作られたハイゲージのカシミアニット。カラーのオリジナル素材を使ったリュックはポーターとのアイテム。プーマとは、「プーマSKY2モデル」を白のレザーと蛍光グリーンのタンにしたスニーカー。それぞれ3点は、カラー 南青山と、ドーバー ストリート マーケット ギンザでも販売する。
デザイナーの阿部潤一氏は「10年間続けることが出来て本当に嬉しい。みなさんにお礼を言いたい。スタートした時には今のような状況はまったく予想できなかった。毎回コレクションを作り、販売することだけで精一杯。ただ、一生懸命に考え、何度もテストを重ね、自分たちがこれがいいと思うデザインや雰囲気を提案しているつもりなので、たくさんの人に認めてもらえることは嬉しい。もし、認められなければ、どこかが間違えていると考え、これからも、やっていきたい」と話す。
また、今後の10年間については「先のことはあまり考えていない。それよりも次のコレクションをどうするのかに集中し、目の前のことを着実に、出来るだけパーフェクトにすることが大切だと思う。もちろん、海外のショップなども必要だが、今後の計画を考えるよりも、毎シーズンいいコレクションを作り、評価されることが次の展開に繋がっていくと考えている」と語った。