セレクトショップ「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」(以下、UA)が、15SSシーズンより海外若手ブランドの新規取り扱いをスタートさせる。全九つの内、日本初上陸となる六つのブランドとも新たに契約を結び、UAで国内初展開する。
中でも注目したい、国内初上陸ブランド「カレン(KAELEN)」「タイトル A(TITLE A)」、初導入となるブランド「サイモン ミラー(SIMON MILLER)」「トーマス マイヤー(TOMAS MAIER)」「トゥエンティトゥー/フォー(22/4)」の全5ブランドを紹介。
「カレン」は、NYを拠点に2010年よりスタートした。同ブランドのデザインを手掛けるのは、「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」等を経たカレン・ハワース(Kaelen Haworth)だ。ストライプのワンピースやウィンドーペーンのショートパンツなどクリーンで華やかなアイテムがそろう。
「サイモン ミラー」は、UAと「スティーブン・アラン(Steven Alan)」のみのエクスクルーシブで展開される。ロンハーマンの人気のデニムライン「ロンハーマンデニム(RON HERMAN DENIM)」など様々なブランドのデニムに携わってきたサイモン・ ミラーが今シーズン初めて自身の名を冠して展開される。
モデルのアギネス・ディーン(Agyness Deyn)がデザインを手掛ける「タイトル A」は、ブリティッシュスタイルとLAの抜け感がマッチした彼女のパーソナルを表したようなコレクションを見せる。価格もリーズナブルでECサイト「ネッタポルテ(Net-A-Porter)」などでも人気を集めている注目のブランド。
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」で現クリエーティブディレクターを務めるトーマス・マイヤーがリスタートさせた「トーマス マイヤー」は、グッチグループ支援の下、カジュアルなデイリーウエアの新ラインを展開。ハットやスイムウエアなどのアイテムも入荷を予定している。ミニマルなデザインに、ペイント加工やレーザープリントを施したアイテムが特徴。
テーラリングを得意とするドイツ人デザイナー、ステファニー・ハーン(Stephanie Hahn)手掛ける「22/4」は、ジェンダーレスでマニッシュなコレクションを見せる。スポーツテイストを加えた構築的なシルエットのトレンチやジャケットはスリーブレスでクールな印象。
その他にも、リビングアイテムを展開するブランドには、元モデルでNYのジュエリーブランド「ミーアンドロー(Me&Ro)」のデザイナーを経たミッシェル・クワンがスタートさせた陶器ブランド「エムクワン(MQUAN)」や、2014年設立のオランダ・アムステルダム発ユニセックスアンダーウエアブランド「バナナタイム(BANANA TIME)」、高品質リネン製品を中心に展開するトルコ・イスタンブールのホームグッズブランド「ハルムリーク(HAREMLIQUE)」などがあり、何れも国内初展開となる。
UAの今シーズンのテーマは「オリエンタルエスニック」と「エフォートレス」。「オリエンタルエスニック」は、同ショップがこれまで大切にしてきた“和”の美意識や精神を、クラフト感のある素材やディテールを含んだアイテムのセレクトで表現。「エフォートレス」では、力の抜けたりラックスした空気感をまといながらもシックでリッチなモノトーンスタイルを提案する。