エスパス ルイ・ヴィトンは、パリ、東京、ミュンヘンの3ヶ所にて共同プロジェクト「IN SITU-1」を開催する。
初のアトリエ形式となる会場では3名の世界的女性アーティストが自由に作品を制作し、来場者はインスピレーションから完成まで創作の全工程を鑑賞できる。各空間をどのように変えていくかは完全に個人の自由に任されており、全員が文字通り「ブランクページ(白紙状態)」からのスタート。
本展はエスパス ルイ・ヴィトンが推進中の革新的なアートの形式を表現したもので、ルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEOのマイケル・バーク(Michael Burke)は「ブランドの中核を占めてきたクリエーションに対する揺るぎない情熱から、どのように新しい作品が形となりそのプロセスが共有されるか、というアイデアが生まれた」と語る。
9月13日より開催のエスパス ルイ・ヴィトン東京では、韓国人アーティストのソ・ミンジョン(Min-Jeong Seo)が制作を手掛ける。時の概念や生の儚さ、不確定性を詩的に表す作家として知られるが、今回どのような世界を表現するかは明らかにされていない。6月4日から1月4日まで開催中のパリでは、ロサンゼルスを中心に創作活動を行うアメリカ人アーティストのアンドレア・バワーズ(Andrea Bowers)、9月18日から1月18日まで開催のミュンヘンでは、シドニーとマレーシアの2拠点で活動するマレーシア人アーティストのシムリン・ギル(Simryn Gill)が制作を行う。ミンジョンとギルにとってそれぞれ日本とドイツでは、初の大規模個展。
会期中は、作家の世界観への理解を深め創作の経験を共有するために、アートトークをはじめ子供や学生向けワークショップなど様々な企画を予定。会場内の特設コーナーでは他会場における作品制作風景も見ることができる。
【イベント情報】
「IN SITU-1」
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
会期:2014年9月13日から2015年1月4日
時間:12:00から20:00
休館日:不定休
入場無料