モエ・ヘネシー・ディアジオ(MHD)は8月26日、シングル・モルト・ウイスキー「アードベック(ARDBEG)」の限定カクテルを提供するポップアップバー「ARDBEG SPACE BAR on Planet Peat」を銀座「B.E.HOUSE HIBIYA Bar」(東京都中央区銀座5-6-5NOCO7階)にオープンした。9月14日まで。
1815年にスコットランド・アイラ島で誕生したアードベックは、2012年から“初めて宇宙を旅するウイスキー”として現在ISS(国際宇宙ステーション)にて宇宙実験を行っている。同プロジェクトは、アードベックから抽出した分子と、焦がした樽の木片をロケットに搭載してISSまで運び、無重力状態でウイスキーの熟成経過を観察。同時に地上の蒸留所と、研究施設で勧めている観察結果を比較することにより、ウイスキーの樽熟成に重力が与える影響を解明するというもの。そしていよいよこのミッションを終えたアードベックが9月に地球へ帰還する。
今回のポップアップバーの空間は、その宇宙実験とアードベックの味の特徴であるスモーキーさがテーマ。アードベック定番のウイスキー3商品「アードベック10年」「アードベック ウーガダール」「アードベック コリーヴレッカン」の比較テイスティングに加え、日比谷バーと共同開発したアードベックをベースとしたカクテルを味わうことが出来る。
提供されるカクテルは全5種類。アードベックをライムとジンジャエールで割り、黒ゴマをブレンド。そして最後に泡をトッピングした「ブラック・ホール」(950円)や、グレープキャンディーの入ったグラスに移し変えて飲む「プラネット・ピート」(950円)、ドライアイスをグラスに入れ、煙を発生させて提供されるフローズンタイプの「スペース・ミント・ジュレップ」(1,050円)の他、大人数でシェアするパンチカクテル「B.I.G(ビルズ アイラ ギャラクシー)」(1万円)や、同店でのイベント開催時に数量限定で配られる、宇宙食のようなパッケージのアドベックゼリー「ピート・チャージ」(500円)など、目で見ても楽しめる斬新なメニューがラインアップ。また、それらのお酒に合ったオリジナルスモーク料理も提供される。
25日のプレオープンに来店した、シングル・モルト・アンバサダーを務めるロバート・ストックウェル氏は「世界を旅した、最もピーティーでスモーキーな “究極のアイラ・モルト・ウイスキー”を多くの方に味わって欲しい」とコメント。アードベックは、製造工程の中で原料となる大麦麦芽を乾燥させる燃料として、ピート(泥炭)が使われており、独特で複雑な風味を味わえることが特徴だ。
営業時間は、バータイムは17時から23時30分、カフェタイムはシングルモルトセミナーが開催される9月1日、5日、10日、11日以外の14時から17時まで。