イタリアの航空会社・アリタリア航空の新機体・エアバスA330一機の機体が、今後1年間にわたりイタリアン・スパークリングワインのフランチャコルタにジャックされる。
機体のドアの高さにはフランチャコルタのロゴが施され、機内では座席頭上のオーバーヘッド・ビンのコンパートメントの内、26のカバーをフランチャコルタの葡萄畑やワイナリー、風景や名所旧跡の写真が飾る。また、アリタリア全便でフランチャコルタの魅力を伝えるビデオ映像を上映予定。
本プロジェクトはフランチャコルタとアリタリアが2014年1月に合意した広範囲に及ぶ共同企画の一環で、イタリアの優れた製品を世界に広めることが目的。「キュヴェ・マニフィカ」プロジェクトでは、アリタリアのために特別製造されたフランチャコルタが「マニフィカ(ビジネス・クラス)」の乗客全員に高級イタリア料理と共に供される。なお、B777機東京―ローマ、ミラノ、ベニス間においてもフランチャコルタが提供されている。
フランチャコルタは、1995年に瓶内2次発酵方式(メトド・クラッシコ)で作られるイタリア・ワインの中で初めて統制保障原産地呼称の認定を受けたワイン。ラベルには原産地領域、生産方式、ワイン名を明確に示すフランチャコルタという呼称のみを表示。トラディショナルな醸造所も現在では先進的醸造技術を採用し、ミッレジマートやロゼ、サテン、リゼルヴァのみならずフランチャコルタ地域のスティルワインも製造している。