【夏休みに行きたい】店長もメニューも猫だらけ!荒川のねこまる茶房

2014.08.12

東京・荒川の「カフェギャラリー ねこまる茶房」(東京都荒川区東日暮里4-26-10)が人気だ。土・日曜日の12時から18時のみしか営業していない隠れ家カフェでありながら、内装もメニューだらけであることや、店長のユニークな人柄故、ここのところ知名度がウナギ登りだ。

同店の歴史は、2008年に北区王子で誕生した猫雑貨猫グッズ専門店「元祖猫商 丸山商店」に端を発する(現在は、同じ店名でオンラインストア運営中)。そして4年間、王子の地で多くの猫を愛する数々のお客と接した末に、「猫好きさんたちがほっこりできる『猫の集会場』を作りたい」と思い立った店長が、2012年4月29日の「球の日」にオープンしたのが、「ねこまる茶房」だ。

店を切り盛りする店長・丸山晶代さんは、ご自身も大の愛猫家。自宅でも数匹の猫達と暮らしている。

そんな丸山さんが考案する同店のメニューは、いずれも肉球や猫の顔をかたどった愛らしいものばかり。オリジナルの猫型マカロンは「にゃかろん」、卵で作った瞳が印象的なナポリタンは「ニャポリタン」。繊細なラテアートのカプチーノ「ニャプチーノ」は、ペット写真を持参するとその子に似せて作成してくれるというサービスまである。

しかも、料理に使う素材の安全性や、食事の栄養バランスにまで気を配り、食事メニューに付いてくるサラダには無農薬野菜をチョイス。月替わりの「猫顔カレー」は、市販のルーを使わず旬の素材を煮込むなどして作っている。

店内には、猫グッズはもちろん、ビンテージ感たっぷりの玩具やレコード書籍も数多く並ぶ。これは、昭和レトロが大好きという晶代さんの好みの反映だが、驚くことに丸山さんのお召し物自体も昭和の香り満載なのである。「お店では着物を着用しているのですが、いつも、帯か着物かのどちらかは猫柄のものを選ぶようにしている」と話した。

店の名物は他にもある。カフェスペースの隣の部屋で、タロット占い師の夏目ヨウコさんによる「猫タロット」が行われているのだ。(完全予約制、20分2,000円)「猫タロット」とは、その名の通り、猫のイラストが描かれたタロットカード。愛らしさ満点で、見ているだけでも幸せになれそうなカードである。

また、通常の営業とは別に、「ちくわぶナイト」なるイベントが行われることもある。同イベントは、日唯一の「ちくわぶ料理研究家」である晶代さん考案のバラエティー豊かなメニューを試すことができる数少ないチャンスであるため、早くから予約がいっぱいになることもしばしば。Facebookファンページ等で、告知を見逃さないようにするのがよさそうだ。

ちくわぶナイト、通常営業日共に、夕方頃になるとお店2階に暮らす猫達がカフェスペースに「出勤」してくる可能性もあるとのことなので、彼女達に会いたいなら、遅い時間を狙うのもいいかもしれない。
松本玲子
  • 猫型マカロン「にゃかろん」
  • 丸山晶代さんの愛猫
  • 「カフェ・ギャラリー ねこまる茶房」店長の丸山晶代さんと愛猫
  • 「猫顔カレー」
  • ラテアートのカプチーノ「ニャプチーノ」
  • ナポリタン「ニャポリタン」
  • 「カフェ・ギャラリー ねこまる茶房」で提供される料理
  • ラテアートのカプチーノ「ニャプチーノ」
  • 「ちくわぶナイト」でのちくわぶメニュー
  • 「ちくわぶナイト」でのちくわぶメニュー
  • 丸山晶代さんの愛猫
  • 「カフェ・ギャラリー ねこまる茶房」店長の丸山晶代さんと愛猫
  • 「カフェ・ギャラリー ねこまる茶房」で提供される料理ドリンク
  • 店内には猫グッズが並ぶ
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