東京・渋谷のディーゼルアートギャラリーで、ブラジル人ストリートアーティストのステファン・ドイチノフ(Stephan Doitschinoff)の日本初個展「ジュレマ・プレッタ(JUREMA PRETA)」がスタートした。5月23日まで。
ドイチノフは、1977年ブラジル生まれ。独学でアートを学び、ブラジル若手アートシーンを代表する存在となった。アフリカ系ブラジルのフォークロアとバロック様式の宗教的図像を独創的に組み合わせたイメージで知られ、その作品はサンパウロ美術館を始め、アメリカ、ブラジル、ヨーロッパの各国の美術館などで展示されてきた。2005年から08年までは、ブラジル北東部の村一面をドイチノフやペイントしていくという長期プロジェクトが話題となった。
本展では、“JUREMA PRETA(ジュレマ・プレッタ=黒のジュレマ)”の女性像をメインに陶器の立体作品、ペインティング、木版画、シルクスクリーンなど幅広い表現方法をとった作品を展示する。キュレーションは、ベルリンを拠点に最先端のビジュアルカルチャーを発信し続ける出版社「ゲシュタルテン(GESTALTEN)」。
会期中は、展示作品のほか、2008年に発表され既に完売の初モノグラフ「CALMA」の続編ともいえるモノグラフ第2作「CRAS」も販売される。
【イベント情報】
ジュレマ・プレッタ
会場:DIESEL ART GALLERY
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti 地下1階
会期:2月28日から5月23日
時間:11:30から 21:00まで
入場無料