「ジースター ロゥ(G-Star RAW)」が、ヒップホップアーティストのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と共同で、海に投棄されたプラスチックをデニムに変えるプロジェクト「ロゥ・フォー・ザ・オーシャン(RAW FOR THE OCEANS)」を立ち上げたことがわかった。
ニューヨーク・ファッションウィーク中に発表されたこのプロジェクトは、海洋や海岸に捨てられたプラスチック類を回収し、バイオニック・ヤーン(Bionic Yarn)社とのコラボレーションで新しい生地として再生、デニム・コレクションとして生まれ変わらせるというもの。
ファレル・ウィリアムスがクリエーティブディレクターを務めるバイオニック・ヤーン社は、ペットボトルから再生した上質な糸など環境に優しい糸と生地の開発と製造を行なっている。常にデニムに対する新しい素材、加工、断裁を追求し続けるジースター ロゥの革新性と、バイオニック・ヤーン社の技術力が合わさった、長期にわたるクリエーティブな試みとなっている。
今回のコラボレーションについて、ファレルは以下のコメントを発表している。「ジースター ロゥとの仕事に迷いはなかった。彼らはファッションの領域を越え、デニムの無限なる可能性を切り開くという歴史を歩んできた。バイオニック・ヤーン社は環境への指標を重要視しており、当社の実力を世界に示す上でデニムは最適な素材といえる。ジーンズは誰もが1本は持っているからね」
リサイクル素材によるコレクションは2014年8月より販売開始。またジースターロゥは、バイオニック・ヤーン社の素材を既存のコレクションにおいても使用する予定だという。