女優のエリザベス・テイラー（Elizabeth Taylor）は1932年2月27日生まれ。イギリス・ロンドン出身。2011年3月23日逝去。

アメリカ人の両親の間に生まれ、7歳までロンドンで育った。ロサンゼルスに移住したのち、映画製作会社のユニバーサルと契約。10歳で『There's One Born Every Minute』に子役として出演し、映画デビュー。MGMに移籍してからは、『緑園の天使』（44年）で同スタジオの看板子役になり、"リズ"の愛称で親しまれた。

49年『若草物語』、56年『ジャイアンツ』、58年『熱いトタン屋根の猫』などに出演しキャリアを重ね、60年『バタフィールド』と66年『バージニア・ウルフなんかこわくない』でアカデミー主演女優賞を受賞した。70年代はテレビや舞台への出演を主に活動し、80年代はエイズ撲滅運動に尽力した。2011年3月に死去。

私生活では8回の結婚を経験するなど、多彩な恋愛遍歴で知られている。元夫には、ヒルトンホテル・チェーン2代目のコンラッド・ヒルトン・ジュニア、歌手のエディ・フィッシャー、破局と復縁を繰り返したリチャード・バートン、政治家のジョン・ウォーナーらが居る。ジュエリーコレクターとしても有名で、生前に所有していた高価なジュエリーの数々は、展示品として今も人気が高い。