「2014 ユミカツラ グランドコレクションイン 東京」が両国国技館で行われた。東京では50回目となった今回は、"HANA YUME(ハナ ユメ)"をテーマに、97点の新作を発表した。
ショーは、東京国立博物館が所蔵する江戸時代の歌舞伎の柄をアレンジした海老柄を使ったシルクスムースのドレスを始め、ブライダルに友禅やシルク、和紙といった日本ならではの美を取り入れたドレスなど、1月にパリオートクチュールコレクションで発表したばかりの最新コレクションからスタート。
パリ、ニューヨーク、そしてアジアオートクチュール協会の設立記念ショーを行ったシンガポールの3都市を蓄光を使って表現したドレス、1920年代の華麗なるギャツビーの世界をアールデコ調の幾何学柄にオートクチュールの刺繍を飾ったマリエやヘアメイク、ヘッドピースで表現したコレクションなどを披露した。
また、今回はゲストモデルとして華原朋美、クリスタル・ケイ(Crystal Kay)、絵美里、藤井リナ、道端アンジェリカなどが登場。昨年に続き、東日本大震災で東京に避難中の福島の子供たちや横綱白鵬も出演した。
「婚姻率が下がり、ジミ婚も増える中で、結婚に夢や憧れを持ってもらいたかったので、できるだけたくさんの人に見てもらえるように思い、今回は初めて日曜日に開催しました。また、10代、20代の女性に見てもらえるように華原朋美さんとCrystal Kayさんに出てもらい、東京ガールズコレクションのプロデューサーにプロデュースしてもらいました」と桂由美氏。
また、大輪のバラをあしらった白のドレスで登場した華原朋美さんは「今まで、いろいろな男性とおつきあいしてきましたが、結婚を真剣に意識したことはありませんでした。でも、今回ドレスを着て初めて結婚したいという気持ちになりました。ドレスを着ると、自分の知らない世界が見えてくるし、未来を描けるようになります。がんばって結婚したい」と話し、会場を沸かせた。