ファッションデザイナーのジャン=ルイ・シェレル(Jean-Louis Scherrer)は、1935年2月19日生まれ。フランス・リヨン出身。2013年6月20日逝去。
幼少期はバレエダンサーを目指していたが、事故により断念。これを機にバレエなどの舞台衣装のデザイナーへ目標を変える。パリ・オートクチュール組合学校で学んだ後、「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」や「イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)」の元で経験を積んだ。
62年、自身の名を冠したブランド「ジャンルイ・シェレル」をスタート。ワインセラー内でデビューコレクションを発表して話題を集めた。バレエの影響を受けたエレガントなデザインは、ソフィア・ローレン、ケネディ婦人などのセレブリティに愛された。79年以降は香水も発表している。
92年に日本の西武グループに自身のブランドを売却し、57歳でデザイナーを引退。引退後も様々なデザイナーによりブランドは継続された。昨年6月に、10ヶ月に渡る入院生活の末、78歳で死去した。