伊藤忠商事は、イタリアのデザイナーブランド「マウロ・グリフォーニ(MAURO GRIFONI)」及びそのカジュアルライン「エム・グリフォーニ(M.GRIFONI)」の日本市場における独占輸入販売権を取得した。子会社のコロネットを通じ、今年秋冬メインコレクションより販売を開始する。
日本市場におけるメインターゲットは30代で、自分のファッションスタイルを持った女性と、クラシックスタイルにモード感を取り入れたスタイリングを好む大人の男性。セレクトショップを中心に展開を開始し、百貨店インポートフロア内でのコーナー展開や有力専門店との取り組みを強化し、4年後には小売り上代ベースで15億円を目指す。
マウロ・グリフォーニの価格帯は、ウィメンズでコートが9から15万円台、ジャケット7から9万円台、トップス2から3万円台、ドレス5から7万円台、スカート・パンツ2から3万円台。メンズはコート8から15万円台、ジャケット8から12万円台、スーツ9から16万円台、セーター3から8万円台、シャツ2から4万円台、パンツ3から5万円台。
マウロ・グリフォーニは、当時テキスタイルデザイナーであったマウロ・グリフォーニとブランドの共同創立者であるイラリア・セッソ(Ilaria Sesso)により、「アルティジャナート」と呼ばれる手作業主体の高完成度な服作りを始めた小さなシャツ工場で、1992年に設立。97年にウィメンズコレクション、2001年にエム・グリフォーニ、02年にアクセサリーコレクションを発表。伊・ヴェローナの旗艦店を皮切りに、パドヴァ、ブレシアなどに店舗をオープンし、09年にはグリフォーニがデザインを監修したショールームを含む旗艦店がミラノに登場した。現在はアメリカ、イギリス、スペイン、ドイツ、フランスなど世界各地で展開中。