ファッションデザイナーのロリス・アザロ（Loris Azzaro）は1933年2月9日生まれ。チュニジア共和国出身。2003年11月20日逝去。

妻のためにコスチュームジュエリーをデザインしたのがきっかけで、ファッションの世界に入る。67年、パリのフォーブル・サントノーレ通りに「アザロ（Azzaro）」を設立。一流の職人が手掛けた“金属糸のニット”を使用したドレスや、豪華なビーズ飾りや大胆なカットアウトのドレスは、フランスの社交界や、ソフィア・ローレン（Sophia Loren）など時代を代表するセレブリティーに愛された。

74年、メゾン初の香水「アザロ クチュール（Azzaro Couture）」を発表し、その後も「アザロ プール オム（Azzaro pour Homm）」など数々のヒット作を発売した。03年11月にアザロが亡くなってからは、04-05AWにヴァネッサ・シワードを迎えてコレクションを再開。12-13AWプレコレクションからはマチルド・カステッロ・ブランコが起用され、14SSシーズンよりアルノ・メイヤードとアルバロ・カステホンの2人がウィメンズの新クリエーティブディレクターに起用されている。