モダンアートの分野からも注目を集める「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」のクチュールコレクションは、ヴァンドーム広場に隣接する元銀行のエスパス・ヴァンドームで発表された。
どのような動きをしても身体にフィットする、皮膚と服の境界線を曖昧にしたラテックス製の服を発表。モデルにオランダ国立バレエのバレリーナを起用し、ランウエイをポアントで歩くという演出を見せた。
カラーパレットはスキントーンとソフトピンクで統一し、ドレーピングによりフェミニンな印象。内側にネットを配すことで、シームレスの服を支えている。タトゥを連想させるモチーフはすべてハンドペイントで、ボウやラフルなどの服のディテールが描かれ、トロンプルイユの効果を出す。
ショーのフィナーレでは、イネス・ヴァン・ラムズウィード(Inez van Lamsweerde)とヴィヌード・マタディン(Vinoodh Matadin)が手掛けたヴィクター&ロルフの新パフューム「ボンボン(Bonbon )」のキャンペーンビジュアルがプロジェクターで映し出された。