伊勢丹新宿店は2月5日より、北海道の食やクラフトを紹介する物産展「大北海道展」を本館6階催物場で開催する。10日15時まで。
「北海道の食の風景」をテーマに、北海道で暮らす人々に愛される人気のスイーツや名産品、クラフトを特集。初登場12ブランドを含む、約70ブランドが出店する。
注目は、催事初出店となるコーヒーショップ「森彦」。1996年に札幌で誕生した森彦は、豆の選別やローストへのこだわりから、たちまち人気に火がつき、現在では札幌市内近郊に複数のショップを構える程に成長。地元の人々だけでなく全国から客が訪れる話題のコーヒーショップだ。
「コーヒー豆は赤道直下で生産されるが、コーヒーのアロマは冷涼で湿度が低く乾燥した地域で焙煎した方が強く出ると言われている。シアトルや北欧のコーヒーのように、評価が高いコーヒーは北へ行くほど多い。北海道出張の際に初めて森彦のコーヒーを飲んだ時、地元の人に嫉妬するほど感動した」と本展を担当している三越伊勢丹食品統括部の杉崎義英アシスタントバイヤー。イベントでは、森彦のコーヒー豆の販売や、淹れたてのコーヒーがテイクアウトできる。
北海道展で人気のアイテム、スイーツからは札幌女子をとりこにしているカップケーキ専門店「サリーズ カップケーキ」が初登場。高級バターを使用した焼き立ての生地に、バタークリームで作るバラやハートモチーフの砂糖菓子がデコレーションされた可愛らしいカップケーキが実演で販売される。
また、香ばしいクッキー生地の上に、特製のベイクドチーズケーキとレアチーズケーキを重ねた「札幌パークホテル」のダブルチーズケーキや、小樽で人気のフレンチレストラン「ル・キャトリエム」のマカロンなど、20ブランド、51のスイーツアイテムすべてを紹介したスペシャルサイトも開設している。
総菜・イートインでは、札幌の人気味噌ラーメン店「銀波露(ぎんぱろう)」の姉妹ブランド「ぬうぼう」が初出店。濃厚なコクの豚骨ベースの味噌ラーメンに粉チーズをトッピングするスタイルの「とんみそ」など、斬新なラーメンが提供される。その他、十勝若牛と新鮮な卵を使用した「十勝清水 牛玉ステーキ丼」(ゆめあとむ)や、赤ワインでじっくり煮込んだジビエ料理「ELEZO PARTY」など初出店も多数。前回好評の道産ワインやビールと一品料理が気軽に楽しめるバルスタイルのショップは、「バルTAN(バル×ISETAN)」としてパワーアップ。すすきのの中心街に店を構え、道産の食材と酒にこだわり抜いた店「Ezo fuca」を始め、東京では滅多に飲むことができない希少な道産ワインや日本酒が出品される。
「『地元の人でも行きたくなるような北海道』を目指した。広大な土地、ボリューム満点といったイメージだけでなく、北海道の方々の食卓シーンを再現するように、地元の人々が支持している北海道の“食”を提案していきたい」(杉崎アシスタントバイヤー)