伊勢丹新宿店に1月21日、新デザインディレクター、パブロ・コッポラにより生まれ変わった新生「バリー(BALLY)」にフィーチャーするポップアップショップ「New Bally Collection by Pablo Coppola」がオープンした。
ボップアップショップは1階ハンドバッグ/プロモーションと、2階シューズプロモーションスペースに出現。注目なのは店内に1月にもかかわらず咲き誇る“桜”だ。その淡いピンクとバリー15SSコレクションのカラーリングが調和する。桜は装飾を担当したプラントハンター・西畠清順が約10年育てたもの。バリーのポップアップショップがフロアに一足早く春の息吹きを持ち込んだ。
1階は、アイコンバッグ「ソメ(SOMMET)」「ブルーム(BLOOM)」を中心にラインアップ。また、日本限定「SOMMET」Sサイズ、また三越伊勢丹限定の「ソメ フォールド(SOMMET FOLD)」Sサイズなど日本女性に向けたサイジングでよりフェミニンとなったスペシャルアイテムをそろえる。2階は、バッグと呼応するカラーリングのパンプスを始め、同店限定メタリックスニーカー、レインブーツ、フレキシーパンプスなどが並ぶ。空間に趣を添える3脚のチェアは、本社から輸入したというピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret)のビンテージ品。シューズを試着しながら桜を愛でることができる。
イベントに際し来日したバリーCEOのフレデリック・ドゥ・ナープ氏は、「伊勢丹新宿店との今回のイベントをとても楽しみにしていました。ラグジュアリーグッズへの造詣が深い日本女性へ向けて特別アイテム&プロジェクトを企画しています。桜は日本人にとって特別な花です。桜の木は文化や伝統と深く結びついていますよね」と話す。彼は日本に住んでいたことがあるという。
1851年創業からエフォートレスシックなスタイルを提案してきたバリー。パブロ・コッポラにより新しいブランドの歴史が芽吹いた。アイテムだけでなく、ロンドン旗艦店を皮切りにブランドカラーやユニフォームを一新し、同店に次いで今イベントでも踏襲している。
「彼のコレクションは優れたデザイン、モダニティ、機能性といった点で、バリーを完璧に表現しています。桜は春を告げる花であり、復活や再生を象徴します。いち早く咲いた桜はバリーが花開く様子をイメージさせませんか」と、ドゥ・ナープCEO。日本でバリーの大輪の花が咲きそうだ。
伊勢丹新宿店でのイベントは27日まで。その後同様のコンセプトで三越日本橋本店、銀座三越でも2月4日から行われる。