【編集長ブログ】2015年は日本万歳!明けましておめでとうございます

2015.01.01

♪フレーフレー日晴れー♪と紅白の椎名林檎の『NIPPON』 を聞きながらこの原稿を書いているわけですが、ネット媒体に仕事納めというものは存在しません。

休みあるんですか?とよく聞かれますが、休みは無いのです、はい。こうしてPerfumeやゴールデンボンバーのパフォーマンスを見ているのも仕事の一環なわけです。2014年の紅白はMIYAVIが出たのにびっくりしました。今日本が誇る世界的ミュージックパフォーマーですから。いやーかっこよかった。Perfumeがmameを着たのも、吉高由里子が天津憂デザインの新生ハナエモリを着たのも良かった。

写真は洋服と日本を高次元で融合させるメンズブランド「theSakaki」デビューシーズン12SSコレクションの1ルックです。デザイナー・榊弘太郎氏には正月特別インタビューをさせていただきました。お楽しみに。

さて2015年、弊媒体は根底に「日本」を据えて発信していく予定でいます(理由は今日昼掲載の記事で分かります)。国内においてアベノミクスの効果が疑問視される中、自民党が政権を維持し、経済の立て直しが図られようとしています。日本の国力減退が叫ばれておりますが、これはパリコレクション取材でアジア各国のシートが増えているのを目の当たりにすることでひしひしと感じることです。

しかし、この状況に消沈することなく、未来を紡ぐため、その萌芽をファッションというフィールドの中で取り上げていくことが我々媒体の使命であると心から思っています。

ファッションというと、軽く、空虚なものと思われがちですが(確かにそれはある側面正しいことでもあります)、本質は見られることにより成立する事象です。それはつまり量子力学的に観測されることによりすぐ変化する、即ち社会をいち早く反映するという、最も速いメディアであるとも言えます。

その在り方を見ていると、デジタル技術の発展による急速なグローバリゼーションから、享楽的でありつつもかかわる人すべてを幸せにしようとするサステイナブルな在り方がモードになりつつあると感じています。モードとは最先端の様・型であることを意味しますが、我々は同時に社会や文化に貢献することと捉えます。そんな過渡期にある今だからこそ、ファッションという事象をリアルタイムで取材・発信していくことに意義があるのではないでしょうか。

偉大なデザイナー・山本耀司氏が言うように、“たかが服”ですが、“されど服”です。今年発表される服が孕む空気にはさて、どのような時代が映されますでしょうか。

長くなりましたが、読者皆様の2015年がご多幸ある1年となりますことを心よりお祈りしております。
FASHION HEADLINEを今年もどうぞよろしくお願い致します。
Mitsuhiro Ebihara
  • theSakaki12SSコレクション
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